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日本における憲法改正意識の形成、構造、及びその影響力
文字のソース :発表日 :2020.06.24閲覧回数:

研究プロジェクト:日本における憲法改正意識の形成、構造、及びその影響力

研究者:上海交通大学日本研究センター助理研究員 尹月


研究内容:本研究では、憲法改正問題をめぐる政党、メディア、及び一般市民の間に存在する複雑な関係に焦点を当てる。 研究課題は以下のようになる。

(1)日本における各政党の憲法改正の立場や政策についてのメディア報道はどうのようなものなのか。

(2)メディア報道が国民の憲法改正意識にどう影響するのか。

(3)国民の憲法改正意識が投票決定にどの影響を与えるのか。


重要なのは、各政党の改憲政策、メディアの改憲報道、及び一般国民の改憲意識という3つの要因が一方的に影響を及ぼすのではなく、相互に影響し合っていることである。例えば、国民の改憲意識も影響力を持ち、それに伴い、政党は憲法改正の戦略や手法の調整を迫られる可能性がある。よって、長期にわたる社会調査データなどを用いて、日本における改憲意識の形成、構造、及びその影響力をより包括的に分析・検討することを本研究の目的としている。